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Saved Oct 11. 2002. from http://www.city.nakano.tokyo.jp/n1020/kuseimonita/kuseimonita2001-1-2.html |
[1. 調査の概要(一般区政モニター分)] |
[2. 調査対象者(一般区政モニター分)の属性] |
[3. モニター調査集計結果(一般区政モニター分)] |
[4. 区政モニター(外国人分)調査結果]
(1) 調査日時 平成13年12月13日〜平成14年1月7日
(2) 調査方法 調査票郵送送付、調査回答郵送回収
(3) 調査対象者 69名(外国人モニターを除く区政モニター全員)
(4) 回収状況 53名(回収率 76.8%)
回答者の属性を把握するために、調査票にはモニター登録番号の記入をお願いしましたが、記入漏れの調査票が多く(6名)集計できませんでした。
ここでは、回答者の属性把握の参考として、区政モニター全体の属性を紹介します。
区政モニターは、男性モニターが多く、年齢では50代以上が71%を占めるなど、区民全体の属性分布と大きな隔たりがあります。
また、「区政に関心をもって意見・提案を行う」ことが区政モニターの役割であることから、「中野区の自転車対策」についても特に、関心と理解を持ったみなさんであると言えます。
平成14年度区政モニター(一般)地区別・性別・年代別人数
地区 | 人数 | 性別 | 人数 | 年齢 | 人数 |
南中野 | 5 | 女 | 22 | 70代 | 20 |
弥生 | 2 | 男 | 47 | 60代 | 17 |
東部 | 8 | 計 | 69 | 50代 | 12 |
鍋横 | 2 | 40代 | 12 | ||
桃園 | 7 | 30代 | 8 | ||
東中野 | 0 | 計 | 69 | ||
昭和 | 5 | ||||
上高田 | 2 | ||||
新井 | 6 | ||||
江古田 | 6 | ||||
沼袋 | 4 | ||||
野方 | 7 | ||||
大和 | 7 | ||||
鷺宮 | 7 | ||||
上鷺宮 | 1 | ||||
69 |
回答者の自転車利用状況によって、意見や考え方に違いがあることも予想されるため、ご本人の自転車利用状況をお尋ねしました。
回答者の自転車利用状況 | 人数 |
自転車は持っていない | 6 |
持っているがほとんど利用しない | 6 |
月に数回程度利用している | 9 |
日常的に移動手段として利用している | 27 |
その他 | 1 |
無回答 | 4 |
53 |
「月に数回利用」及び「日常的に利用」が回答者全体の67.9%でした。昨年度実施した中野区世論調査結果によれば、「ほとんど毎日利用」と「週に何回か利用」が全体の36.6%、 「時々利用している」の20.2%を含めても56.6%でした。今回のモニター調査回答者は、区民全体と比較して、日常的に利用されている方の割合がやや多い傾向にあると言えます。
お住まいの地域や通勤・通学エリアで、最も放置自転車の対応が必要だと思われる駅を、1ヶ所だけ選んでいただきました。
駅名 | 人数 | 駅名 | 人数 |
中野駅 | 21 | 沼袋駅 | 2 |
東中野駅 | 5 | 新井薬師前駅 | 4 |
高円寺駅 | 3 | 富士見台駅 | 1 |
鷺ノ宮駅 | 1 | 中野新橋駅 | 3 |
都立家政駅 | 1 | 新中野駅 | 6 |
野方駅 | 4 | 無回答 | 2 |
53 |
モニターの居住地域が偏在するため、この結果を直ちに普遍的にとらえることはできないと思われます。
しかし、対策が必要な駅として「中野駅」を指摘された方が多いことは、乗降客の数、放置自転車の台数などの現況を反映した結果と見ることができます。
問1で指摘された最寄り駅の問題点を、重要と思う順に上位3項目まで選んでいただきました。
対応が必要と思う駅の自転車対策上の問題点は | 人数 |
自転車駐車場が不足している | 23 |
駐車所の場所が悪いために利用しにくい | 17 |
駐車場の利用勝手が悪いために利用しにくい | 7 |
駐車場の利用料が高くて利用できない | 5 |
撤去処分が十分でないことが、路上放置を容認している | 30 |
法令や条例で定めているルールの周知不十分 | 10 |
駐車場を設置していないスーパー等の路上駐車が多い | 22 |
自転車利用者のモラルが低くルールを守らない人が多い | 30 |
その他 | 6 |
回答者が、特に期待する対策としては、(1)撤去処分の徹底、(2)自転車駐車場の整備、(3)スーパーなど民間施設の駐輪スペースの確保、などであり、一方で自転車利用者のモラルアップを求める意見が多くなっています。
「その他」のご意見の中には、「区の対応だけではなく、道路交通法を所管する警察が何もしないのは問題である。」といった指摘がありました。
自転車駐車場についてご回答いただく前段として、身近な駐車場に目を向けていただきました。
その上で、駐車場の利用率が十分でないという意識をお持ちになったモニターには、利用率アップにつながる改善策を検討していただきました。
身近に自転車駐車場が | |
ある | 34 |
ない | 18 |
無回答 | 1 |
合計 | 53 |
その駐車場の利用状況は | |
利用率が低いようだ | (付問2へ) 11 |
よく利用されているようだ | 17 |
一概に言えない | 5 |
わからない | 1 |
合計 | 34 |
付問1で「利用率が低いようだ」と答えた方に、その自転車駐車場の利用率を上げるための改善策をご提案いただきました。ご意見は大まかに分類し、同趣旨のご意見はまとめて集約しました。
自転車駐車場の利用率を上げるための改善策【記載された主なご意見】
7月から放置自転車撤去手数料を3000円から5000円に引き上げました。この引き上げについては、区民の意見も分かれるところです。この額についてどう思うかを伺いました。
5,000円の撤去手数料は | |
返還率が下がるなど問題点が多く引き下げるべき | 8 |
撤去にかかる経費から算出した現行額は妥当 | 24 |
ペナルティとしてさらに引上げが必要 | 10 |
その他 | 9 |
無回答 | 2 |
53 |
現行撤去手数料(5,000円)については、「妥当」と答えたモニターが45%で最も多く、「さらに引き上げが必要」が19%と2番目に多い結果でした。
「その他」と答えた方の主なご意見としては、「2回目など繰り返し放置した場合に増額する。」「引取りにこない放置者からも徴収できないか。」などがありました。
モニター見学会では、放置自転車の撤去現場や撤去自転車の保管場所を見学しました。その際、新品同様の自転車が返還されないまま放置されている現状に対して、様々なご意見が寄せられました。返還に応じない自転車についての現行処分方法を説明し、「処分方法について」のご意見を、自由に記入していただきました。
放置自転車の処分方法としてあなたのご意見は【記載された主なご意見】
ご意見を大まかに分類し、同趣旨のご意見はまとめて集約しました。
モニター会議や中野駅周辺駐車場・撤去現場見学の際に、区立自転車駐車場の料金体系について様々なご意見が寄せられました。こうしたご意見を参考にしながら、利用料金の工夫の方法等についてのご意見を、自由に記入していただきました。
現在の自転車駐車場の料金設定についてあなたのご意見は【記載された主なご意見】
ご意見を大まかに分類し、同趣旨のご意見はまとめて集約しました。
駐車場整備については用地確保やコストなどの財政負担が避けられないほか、歩道など道路の暫定利用も容易には認められないなど、多くの課題を抱えています。 こうした現状を踏まえた上で、駐車場整備策についてのご意見を伺いました。
有効な自転車駐車場整備策についてのご提案【記載された主なご意見】
ご意見を大まかに分類し、同趣旨のご意見はまとめて集約しました。
モニター会議などで「限りある自転車駐車場を効率的に運営し、活用していくという視点が大切」とのご意見が多く寄せられました。こうしたご意見を参考にしながら、自転車駐車場運営について自由に記入していただきました。
自転車駐車場の運営方法についてのご提案【記載された主なご意見】
ご意見を大まかに分類し、同趣旨のご意見はまとめて集約しました。
モニター会議などでは、駐車場整備や放置自転車撤去など直接的な自転車対策だけでなく、区民のモラルアップなどについての取り組みが重要であるという視点のご意見も多く寄せられました。
こうしたご意見を参考にしながら、区民意識の啓発などの取り組みについて、共感できる項目を選んでいただきました。
区民・利用者等への区の対応として求められるのは | 人数 |
学校を通して子どもや家庭への指導を進める | 32 |
指導という立場で思い切ったPRの工夫を | 15 |
違反取締りなど、もっと強い姿勢で対応する | 32 |
区民や利用者の義務を積極的にPRする | 25 |
警視庁に対して積極的な関与を働きかける | 30 |
鉄道事業者に対する働きかけを強める | 29 |
その他 | 7 |
モニター会議等のご意見をもとに、選択肢を用意し、共感できる項目を選んでいただきました。「子供達への指導」や「違反者の取締り」を求める意見に、多くの共感が寄せられました。
また、「その他」としてご提案いただいた「区民意識の啓発」に関連するご意見は以下のとおりです。
【主なその他意見】
「自転車は環境にやさしい乗り物」というご意見もある一方で、現実には自転車利用者増が「自動車台数減」にはつながっていないという指摘もあります。 このような状況を踏まえて、区がとるべき自転車対策の基本スタンスについて、ご意見をお聞きしました。
区が進める自転車利用促進策等について | 人数 |
利用支援策を更に充実すべきである | 18 |
利用者負担で支援策を進めるべきである | 17 |
促進策をこれ以上推進する必要はない | 3 |
区民の自転車利用の規制を検討するべき | 8 |
その他 | 2 |
無回答 | 5 |
53 |
「自転車対策をさらに充実すべきである」、「利用者負担で支援策を進めるべきである」といった、自転車対策の充実を求める声が多く寄せられましたが、一方で、 「自転車利用の規制」を求めるご意見をお持ちの方も相当数ありました。
利用状況 | 回答数 |
自転車は持っていない | 0 |
持っているがあまり乗らない | 1 |
ひと月に何回か乗る | 0 |
いつも乗っている | 2 |
駅名 | 回答数 |
中野駅 | 1 |
東中野駅 | 1 |
高円寺駅 | 1 |
鷺ノ宮駅 | 1 |
対応が必要と思う駅の自転車対策上の問題点は | 回答数 |
自転車駐車場が不足している | 2 |
駐車所の場所が悪いために利用しにくい | 1 |
駐車場の利用料が高くて利用できない | 1 |
自転車利用者のモラルが低くルールを守らない人が多い | 3 |
5,000円の撤去手数料は | 回答数 |
返還率が下がるなど問題点が多く引き下げるべき | 1 |
撤去にかかる経費から算出した現行額は妥当 | 2 |
区民・利用者等への区の対応として求められるのは | 回答数 |
学校を通して子どもや家庭への指導を進める | 2 |
指導という立場で思い切ったPRの工夫を | 1 |
違反取締りなど、もっと強い姿勢で対応する | 1 |
鉄道事業者に対する働きかけを強める | 3 |